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バニラエッセンスとバニラオイルの違い

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バニラエッセンスとバニラオイル

甘い香りがお菓子を作るときにかかせないバニラエッセンスですが似たものでバニラオイルというものがあります。どちらも同じものに思うかもしれませんがお菓子を作るものによって使いわけます。

   

バニラビーンズ

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カスタードクリームやバニラアイス、プリンを食べたときなどに細かい黒い粒が入っていますよね。それはバニラビーンズです。

ラン科の植物バニラの種を発酵や乾燥を繰り返して香料の原料になったものです。

スイーツを作るときにはバニラビーンズの黒い鞘から種を取り出し煮出してからバニラの風味を移します。

バニラビーンズは高価

製菓の材料として販売されているバニラビーンズは1本数百円するのでわりと高価です。

その為、最近では合成して作りだされたり、木材などから抽出したものをバニラエッセンスとして安価で作られていますが香りは劣ります。

バニラエッセンス

バニラビーンズの香りをアルコールに移して作られたものがバニラエッセンスになります。バニラの濃度により価格が違います。天然成分が多いほど価格も高価です。

アイスやプリンなど冷菓向け

アルコール成分で作られているので揮発しやすいです。加熱すると香りも飛びやすいのが特徴です。ムースやゼリー冷菓子に使う香料です。

バニラエッセンスがないときにはバニラビーンズで代用できます。

価格の高い高級なバニラエッセンスはバニラの濃度が濃く天然成分が多いため、生菓子、焼き菓子両方にも使用できますが量を多めに使う必要があります。

バニラオイル

バニラビーンズの香りをオイルに移して作られたものがバニラオイルです。

クッキーケーキなど焼き菓子向け

加熱しても香りが残る性質なので焼き菓子などのお菓子作りに向いている材料です。冷蔵すると分離することがあるので注意も必要。

 

バニラエッセンスの賞味期限

お菓子を作るときに使いますが一度に数滴ほどしか使わないのでバニラエッセンスは余ることも多い材料のひとつです。

頻繁にお菓子作りをしない方は使い切ることなくすぐに賞味期限が切れてしまいますよね。

バニラエッセンスの賞味期限は1年程

一般的に手に入りやすくスーパーなどの製菓材料コーナーで小瓶で売られているバニラエッセンスやバニラオイルの賞味期限は未開封の場合1年程度と長いです。

賞味期限が切れたバニラエッセンスは異臭がしない限り、使用することができますができるだけ早めに使い切りましょう。開封後のバニラエッセンスはなるべく冷蔵庫に保存しましょう。日光が当たる場所や高温になる場所は劣化を早めてしまうので注意しましょう。

 

お菓子や調理で使い分ける

バニラエッセンス 使用温度 -20℃〜40℃

バニラフレーバー 使用温度 40℃〜180℃

バニラオイル 使用温度 180℃以上

 

たとえばホットケーキミックスを使わずにパンケーキを作るときにはバニラオイルを使って料理するとバニラの甘い香りで美味しいパンケーキを焼くことができます。

アイスやプリンにはバニラエッセンスが最適ですね。

中間のバニラフレーバー

製菓材料の専門店などで取り扱っているバニラフレーバーはバニラエッセンスとオイルの中間のものなのでどちらを買うか悩んでるときにはオススメです。

お菓子を手作りしているときにキッチンからバニラの香りがしてくると幸せな気持ちになりますよね。

お菓子にバニラオイルやバニラエッセンスを使うときには調理方法や使用温度で使い分けましょう。

 

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