日本では春に潮干狩りでとれる食材として定番の貝です。加熱調理して味噌汁のダシや具材としても料理される二枚貝です。
アサリの選び方
アサリでダシを作り味噌汁を料理するとおいしいですが旨味成分のコハク酸が多くでています。
貝殻の横幅が広いアサリを選ぶ
アサリを選ぶときにはアサリの模様が鮮明な状態の貝を選びたいです。
なるべく貝の横幅が広く大きいものがおいしいアサリです。模様や色は産地により異なるので日本各地で色合いのちがうアサリが獲れます。
アサリを揺する
とくにアサリの口が開いていないか確認しましょう。開いた貝は食べられません。
アサリの貝殻がシッカリと閉じているかも確認しましょう。
パックに入ったアサリはパックごと揺すってみましょう。鮮度のいいアサリはプクプクと泡を出します。
アサリの旬
春にアサリが美味しくなる季節です。1月から5月頃がアサリの旬の時期なので潮干狩りもされます。
国産の天然物の浅蜊は春と秋が旬の地域もありますが地域によって異なります。
日本中で獲れる貝ですが北海道、宮城、千葉、静岡愛知、大阪、大分など各地でとれます。
アサリ 砂抜きやり方
アサリは料理する前に下ごしらえする必要があります。
そのままで食べようとすると貝の中に砂が入っているのでジャリジャリと歯にあたり不快になります。
3%の塩水で砂抜き
アサリの場合には3%の塩水を作り砂抜きをするのが基本です。塩水の目安は水1リットルに対して30gほどの塩を入れます。
砂抜きに使いやすい量
家庭で使うアサリの量の場合ですと200mlの水に6g程の塩を入れると丁度よい量になりますので小さじと少々の塩入れて砂抜きします。
塩水の水位を調整する
平らタッパーやバットに作った塩水を入れます。
このときアサリの頭がでているほうが砂抜きをしてくれるので塩水を入れる量を調整しながら塩水をいれます。
貝が重ならないようにする
貝が重なると下にある貝が砂を吸ってしまうので平らなバットで砂抜きをするのが一番上手に下ごしらえできます。
冷暗所を作る
光を遮るためにタッパーの蓋やバットを新聞紙や布巾で包みます。
上手に砂抜きして美味しくするには
常温か冷蔵庫に入れて2時間ほど砂抜きをしまます。
より美味しく上手に砂を抜くには2時以上〜6時間ほどアサリを塩水につけて砂を吐かせます。
時間が長いほどシッカリ砂抜きできる
時間が長いほど確実に砂が抜けるので美味しく貝の中を食べられます。
お昼に仕込めば夜までにはシッカリ砂が抜けます。
前日に下ごしらえをすれば翌日は完璧な状態で食べられるので時間に余裕を持って砂抜きしてアサリを料理したいですね。
砂抜き後にはアサリを軽く洗う
砂抜き後は貝の表面や隙間に汚れや細かい砂などがついていることもあるのでざらっとアサリを洗ってからザルにあけて調理しましょう。
アサリの栄養
独特の出汁が作れるアサリは味噌汁のほか、酒蒸しやボンゴレ、炊き込みご飯などに料理することも多いです。
アサリを食べればタンパク質やビタミンB、鉄分、マグネシウム、タウリンも含まれているので貧血予防や肝臓の強化にも期待できます。
アサリの加熱のしすぎに注意
加熱したときにでるダシに旨味成分と栄養がたっぷり含まれているので無駄にしないように食べたいものです。
アサリは加熱し過ぎると身が固くなってしまうので調理するときには長く煮すぎないように気をつけたいものです。とくに水から温めることでアサリの旨味がでやすいです。
簡単なアサリの酒蒸しのレシピ
アサリを使ったすごく簡単な料理のレシピはアサリの酒蒸しです。
アサリ酒蒸し材料
- 塩抜きしたアサリ
- 酒 50ml
- 醤油 15ml
- 生姜 少々
- ニンニク 少々
- ミツバ ひとつまみ
酒蒸しの作り方
◻︎みつば以外の材料をすべて鍋に入れる
◻︎中火で貝が開くまで火を通して完成
◻︎お皿に酒蒸しを盛りミツバをのせる
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